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覚えておきたい必須コマンド30―その3・管理コマンド

管理者たるもの、システム管理はコマンドを駆使してきめ細かく行ないたい。


2001年6月12日

ファイルシステム

LinuxではハードディスクもCD-ROMもフロッピーディスクもネットワーク上のファイルシステムも、/から始まるディレクトリツリーのどこかにマウントして使う。どのようにマウントされているのかを知るにはmountコマンドを実行する。


USER$ mount
/dev/hda5 on / type ext2 (rw)
none on /proc type proc (rw)
/dev/hda7 on /home type ext2 (rw)
/dev/hda6 on /usr type ext2 (rw)
none on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
/dev/scd0 on /home/ftp/pub/cdrom type iso9660 (ro)
/dev/hda1 on /mnt/dos type vfat (rw)

この例では、hda5が/にマウントされ、hda7が/home、hda6が/usr、scd0がcdromディレクトリにマウントされていることがわかる(図4)。

ディレクトリツリー図
図4 複数のファイルシステムにまたがったディレクトリツリー

各ファイルシステムのマウント方法は、すべて同じである。mountコマンドを用い、tオプションでファイルシステムのフォーマットタイプを指定し、マウントするデバイス名と位置を指定する(画面7)。


root# mount -t ext2 /dev/hda7 /home     ハードディスクの場合
root# mount -t iso9660 /dev/scd0 /mnt/cdrom     CD-ROMの場合
root# mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy         フロッピーディスクの場合
root# mount -t nfs 192.168.10.1:/export/share /usr/local/share  NFSの場合
画面7 mountコマンドの実行例

tオプションに指定できるフォーマットタイプには、表4のようなものがある。ただし、全部のファイルシステムが標準で使えるとは限らない。カーネルに組み込まれていなければ使えないので注意が必要だ。

表4 フォーマットタイプの種類
名前 意味
ext2 Linux ext2
iso9660 ISO9660
nfs Networkファイルシステム
vfat Microsoft Windows
msdos MS-DOS
hfs Macintosh HFS

マウントしてあるファイルシステムを取り外すにはumountコマンドを用いる。引数へ指定するのは、ファイルシステム名でもマウントポイントでも、どちらでもかまわない。


root# /bin/umount /dev/scd0

umountコマンドを実行したとき、誰かのカレントディレクトリがそのデバイス上にあったり、ファイルをアクセスしている場合、次のようなメッセージが表示され、アンマウントできない。


umount: /dev/scd0: device is busy

このときは、fuserコマンドで誰が使っているのかを確認する。


root# /sbin/fuser -vm /dev/scd0                         USER  PID ACCESS COMMAND
/dev/scd0ken-na 10089 ..c.. bash

そして、そのユーザーと協議して、別のディレクトリに移動してもらったり、処理を中断してもらわねばならない。あるいはユーザーの処理が終るのを待ってから取り外すようにする。

(中野 賢)


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