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これで解決! Linux 100の疑問―その1

基礎知識・ディストリビューション


2001年8月24日

ディストリビューションその2

Q:RPMとはなんですか?

A:RPM(Red Hat Package Manager)、Red Hat Softwareによって開発されたパッケージ管理方式のことです。RPMは、Red HatLinuxを始めとして、TurboLinux、Vine Linux、LASER5 Linux、OpenLinux、SuSE Linuxといった数多くのディストリビューションによって採用されており、次に述べるような機能を持っています。

  • パッケージ間の依存関係のチェック機能
  • 強力なクエリー機能
  • パッケージの検査機能

これらの機能は、rpmコマンドによって利用することができ、パッケージのインストール、アップグレード、削除を容易にしてくれます。rpmコマンドを利用する際、最低限必要なオプションは次のとおりです。

  • # rpm -i(パッケージのインストール)
  • # rpm -U(パッケージのアップグレード)
  • # rpm -e(パッケージのアンインストール)
  • # rpm --help(rpmコマンドの簡単なヘルプ)

これら以外にも便利なオプションはたくさんありますので、一度マニュアルやヘルプを見てみることをお勧めします。

また、RPMはパッケージのファイル名を見ただけでも、さまざまな情報 がわかるようになっています(図1)。

さらに、最近ではコマンドラインからrpmコマンドを利用しなくても、Red Hat Linuxのパッケージ管理コマンド「glint」やGNOME標準のパッケージ管理コマンド「GnoRPM」といったGUIツールが登場していますので、コマンドラインが苦手な初心者ユーザーは、このようなツールを利用するのもよいでしょう。

図1
図1 rpmファイル名の意味

Q:パッケージ管理方式はRPMだけでしょうか?

A:Debian GNU/Linuxによって開発されたパッケージ管理方式として、deb方式があります。強力なパッケージ管理能力が特徴です。これまでは、Debian GNU/Linuxだけがこのdeb方式を利用してきましたが、Storm LinuxやCorel LINUXなどdeb方式を採用するディストリビューションが登場してきています。

deb方式のパッケージは、dpkgコマンドによって利用することができますが、dpkgのインターフェイスとしてdselectやaptなどを使うと便利です。

また、厳密にはパッケージ管理方式とは呼べませんが(依存関係のチェックなどを行わないため)、SlackwareやPlamo Linuxでは、バイナリにインストールシェルスクリプト加えてtar.gz形式(このファイル形式は、「tarボール」と呼ばれることもあります)でまとめたファイルを利用しています。これらのファイルは、pkgtoolコマンドなどを利用してインストール/アンインストールを行います。

Q:RPMとdebでは互換性はあるのですか?

A:それぞれは別の管理方式ですので互換性はありません。ただし、Debian GNU/LinuxにはRPM形式を始めとするさまざまなパッケージ方式に変換するalienコマンドがあります。また、KDEのパッケージ管理コマンド「kpackage」はRPMとdebの両方をサポートしています(画面4)。

画面4
画面4 KDEのパッケージ管理ツール「kpackage」

Q:rpmファイルなら、rpm系のどのディストリビューションでもインストールできますか?

A:これは、半分YESで、半分Noです。というのは、バイナリレベルでは互換性を持っていても、各ディストリビューションによってディレクトリ構成が異なっていたり、ライブラリのバージョンが異なっていることがあるからです。したがって、Red Hat Linux用に作られたrpmファイルをTurboLinuxにインストールした場合、うまく動作しないこともあります。また、その逆もあります。問題ない場合も多いのですが、トラブルを避けるためにも、極力対象ディストリビューション向けに作られたrpmファイルを利用することをお勧めします。

(Linux magazine編集部)


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